白井和宏さんの講義録「TPP、巨大多国籍企業が支配する日本と世界」のご紹介!
TPP(環太平洋経済連携協定)は、今回の参議院議員選挙の重要な争点のひとつです。
でも、TPPによって日本になにが起こるのか、以前は「ウソつかない。TPP断乎反対。ブレない。」と主張していた自民党がTPPを成立させようとしているのは一体なんなのかなど、「いろいろとわかない!」という人も多いのではないでしょうか。そもそも政府は、交渉は秘密だといって(特に都合のわるい)情報を明らかにしませんから、無理もありません。
そんなあなたに、京都エル・コープ&協同組合運動研究会共催の「はじめの一歩学習会」シリーズの、TPP学習会の講義録のご紹介です(「はじめの一歩学習会」シリーズは、激怒女メンバーも2回分担当させていただきました)。
講師は市民セクター政策機構専務理事の白井和宏さんです。発行者である協同組合運動研究会さんのご承諾を得て、このblogにも掲載させていただきます。
「TPPによって一体何が起きるか」について、この講義録を読むだけで理解することができます。ぜひ来週の選挙までにご一読ください!
- TPPで得をするのは、大規模な輸出入が可能な多国籍企業だけであること
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農家も中小企業も衰退・廃業に追い込まれること
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食品の安全が破壊されること
たとえば、・狂牛病の発症予防のための月齢基準の規制緩和
・遺伝子組み換えサケ
・米国農務省が推奨している放射線照射
・遺伝子組み換え食品の表示義務の廃止要求
・食糧不足と食糧価格の上昇
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農業以外にほとんど報道されていないけれど、TPPの対象は、工業製品、繊維・衣料品、金融、労働規制、環境規制などとても広いこと
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国民主権を一部放棄することになるISD条項のこと
以下もあわせて御参照ください!
※TPPのISD条項については当会のリーフでも解説しています。
※はじめの一歩学習会「安保法制の問題点」(当会メンバー担当)
※はじめの一歩学習会「選挙の重要性」(当会メンバー担当)