【イベント】6/9(木)”自民党改憲草案”を読む-いかなる「立憲主義」なのか?-&6/30(木)「ひとはなぜ戦争をするのか」の人間学-平和をいかに構想するか?-@京都大学人文科学研究所
京都大学で、たいへん興味深いセミナーが開催されています!
京都大学人文科学研究所及び自由と平和のための京大有志の会が主催される連続セミナー「2016年の論点-いま、私たちが考えるべきこと」です。
全3回のうち、第1回(加藤千洋同志社大学教授のご講演)は終わってしまいましたが、あと2回はこれからです。
第2回目は、6月9日(木)午後6時半から、山室信一同研究所教授による『”自民党改憲草案”を読む-いかなる「立憲主義」なのか?-』です。
山室信一教授は、衆議院法制局参事を経て、研究者になられ、京都大学人文科学研究所の所長もつとめられた、著名な歴史学者・政治学者です。毎日出版文化賞、吉野作造賞、司馬遼太郎賞等、多数の受賞歴がおありです。朝日新聞に連載された連載インタビュー記事「人生の贈り物」で山室ファンになった方も多いことでしょう。ご専門の近代日本政治史、近代法制思想史から見た、現在の日本の状況や自民党の改憲草案について、深い洞察をご教示いただけることでしょう。
第3回目は、6月30日(木)午後6時半から、立木康介同研究所准教授と田中祐理子同研究所助教による『「ひとはなぜ戦争をするのか」の人間学-平和をいかに構想するか?-』
立木康介准教授は、フランス政府給費留学を経て、パリ大学で博士号を取得された、精神分析学、精神分析との関連で見た20世紀思想、フランス現代思想の専門家です。フロイトやラカン等、「難解」な精神分析の学者や論文を、平易に解説してくださるご著書に触れた方も多いことでしょう。田中祐理子助教は、生物学と医学的要請との関係、生命諸科学の思想史等がご専門です。
おふたりのお話は、異なる角度から、人間の深い分析に立って、なぜ人間は戦争をするのか、戦争を回避し平和を構築するために、私たちは、なにを考えなければならないかについて、貴重なヒントを与えてくださることでしょう。
会場はいずれも京都大学人文科学研究所本館(百万遍交差点を東)4階大会議室、予約不要、聴講無料です。
ちなみに、会場付近にある哲学の道などでは、この時期、蛍を見ることができます。観光がてら、学問にも触れてみてはいかがでしょうか?
詳しくは、こちらをご覧ください。